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卒業論文の書き方③〜目次を決めよう(サンプルあり)〜

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メインテーマ、サブテーマが決まったら次はおおまかな目次を決めていきましょう。

とはいえ、いきなり目次を決めろと言われても難しい話です。目次を決めるには論文で書く内容もある程度は決めておかないといけないので。

なので実際に私が卒論で使った目次を例にし、順番に解説していきたいと思います。

 

目次の例

念のため私の卒論テーマのおさらいをしておきます。

メインテーマはエーリッヒ・ケストナー飛ぶ教室』について」

サブテーマは飛ぶ教室における大人と子供」です。『飛ぶ教室』を読んでいない方はこの辺は「へー」くらいに見ておいてください。

では実際の目次がこちらになります。

 

目次サンプル

第一章 ケストナーについて
(一)生い立ちと時代背景
(二)児童文学の捉え方と他作品

第二章 子供について
(一)まえがきがつけられた意味
(二)作中の五人の少年たち

第三章 大人について
(一)理想の大人
(二)大人に向けられた言葉

 

これに序論と結論が引っ付く形になりますね。

第一章では作者である「ケストナーについて」を書きました。そして第二、三章ではサブテーマに設定した「子供」と「大人」のことをメインに書いていきました。

 

「子供について」「大人について」はサブテーマに決めていたので、すんなり決まったのですがもう一章をどうするかは少し悩みました。

何故作者についてまるまる一章使ったのかというと、作中にケストナーが登場するシーンがあり、それが興味深かったからなんですね。

特に第二、三章との関連性とかは考えていなかったのですが、最終的に上手くいったし書きたいことも書けたので満足しています。

 

とりあえず決めてしまおう

何が言いたいかというと、最初は特に難しいことを考えずに何を書きたいかを考えましょうということです。私のように文学科でしたら作者について書いてもいいですし、その作品が書かれた時代について書いてもいいです。

 

哲学科で「死生観」について書こうと決めているのなら第一章は「現代の死生観」第二章は「昔の時代の死生観」第三章は「現代と昔の死生観の違い」とかそういった感じで、とりあえず決めてしまいましょう。

初めに大雑把に目次を決めておくことで、何を中心に調べていくかの方針が決まりますし、自分が書きたいことを明確にすることもできます。

 

それに調べていくうちに、また新たに調べたいことが出てくることもあります。その新しいことについて掘り下げたい!と思ったのなら、目次は変更しちゃっても全然構いません。

卒業論文を書くための大まかな指針として、目次は最初に決めておいた方がラクですが、決めたからといってその通りに書かなくてはいけないなんてことはないので。気楽に考えましょう。

 

細かいところは後でも良い

次に第一章の中の(一)(二)コイツ。第一節、第二節というやつです。こちらは最初に決める必要はありません。

書きたいことがもう大体分かっているならば決めておくに越したことはありませんが、無理して考えるところではないです。というか無理して考えるくらいなら資料集めに時間を割いた方が良いです。

 

本を読んだり、資料集めたりしてある程度内容が固まってから決めてもいいですし、なんなら一章分書き終わったあとにキリの良さそうなところで分割しちゃってもいいです。基本的には、この細かい章分けは調べたり書いたりしているうちに決めていく方針で構わないです。

 

まとめ

目次で考えるべくは大まかな章分けですね。難しく考えずに、自分が書きたいと思っていることをいくつかピックアップして書きやすそうなものを選びましょう。

ですが、最終的に「結論」を書かなければならないので、慎重に考えて下さいね。例えば第一章、第二章では「死生観」について書いていたのに第三章で急に「死の定義」について語り始めたら結論づけにくいことこの上ないですから。

 

おおよその目次が決まったら次は論文を書いていきましょうか。

まずは序論を書きましょう。

 

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