低用量ピルをもらうにはどうしたらいいの?検査や診察内容、値段のことなどまとめました
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低用量ピルは、ほぼ100%の避妊効果があるだけでなく、生理痛の軽減や生理不順の改善などにも効果があります。
しかし、低用量ピルを購入するためには医師の処方箋が必要となってきます。したがって、産婦人科で一度受診をする必要があります。
初めて受診するとき、何が必要なのか?どんな検査を行うのか?費用はいくらほどかかるのか?わからなくて戸惑うことと思いますので、低用量ピルをもらうまでの流れを詳しく解説していきたいと思います!
低用量ピルをもらうまで
①予約をしよう
産婦人科での受診が必要となってきますので、まずは予約をしましょう。予約なしだと待ち時間が長くなる可能性があります。
予約を取る際に、その産婦人科で低用量ピルを処方しているかどうかの確認を必ず取ってください。
✔︎ポイント
ピルは月に一度定期的にもらいに行くことになりますので、自宅から近い産婦人科医がおすすめです。
②持ち物を用意しよう
初診時に必要なもの、持っていっておくといいものは以下になります。
・健康保険証
基本的には自費になりますが念のため持参してください。
・お金
ピルの料金自体は3000円ほどですが、初診料等かかってくることもありますので余裕を持って用意しておいてください。
・基礎体温表
記録しているものがあればでOKです。
・健康診断のデータ
直近のものがあれば持参してください。
✔︎ポイント
ピル処方のための診察は"自由診療"となりますので、医療費が全額自費負担になります。お金の用意は忘れないでください。
③産婦人科に行こう
準備が整ったら、予約をしている産婦人科に行きましょう。
では簡単な流れを説明していきます。
⑴受付
⑵問診票の記入
前回生理日・前々回生理日を記入する箇所があるかもしれないので、あらかじめ覚えていくとスムーズです。
⑶検査
✔︎検尿
✔︎血圧測定
基本的に検査は上記の二つです。稀に血液検査を行っている医院もあります。
⑷問診
医師との問診です。ピルの処方は初めてか、タバコは吸っているかなど聞かれます。
特に問題なく処方してもらえるようであれば、ピルの説明をそのままして頂けます。
✔︎ポイント
タバコを一日に15本以上吸っている・35歳以上でタバコを吸っているなどの場合、ピルを処方してもらえない可能性があります。
また、医師によっては喫煙習慣が少しでもある人に対しては処方を行っていない場合もありますのでご注意ください。
⑸処方
医師との問診が済み、処方しても大丈夫だと判断されればその日にピルをもらえます。
初めての場合は、とりあえず1ヶ月分が処方され、副作用がないかなど様子を見ることになります。
⑹会計
最後に診察料を支払い、終了です。
以上がピル処方までの基本的な流れになります。
健康な女性であれば特に問題なく処方はして頂けることと思います。
副作用のことなどで不安なことがあれば、医師に質問をする準備だけしておいてくださいね。
初診だといくらかかる?
低用量ピルは全額自費負担となるケースが大半です。
低用量ピル自体の料金は、1ヶ月分で約3000円ほどです。
それから、初診の場合は診察費用がかかってくることになります。
診察費用は病院によって異なってきますが、検査込みで3000円〜4000円ほどになってくるかと思います。
ただし、個人医院でなく総合病院の場合は、選定療養費がかかってくる可能性がありますので、ご注意ください。
選定療養費とは?
200床以上の病院を初めて受診する際にかかる医療費。
他院からの紹介状を持っていない人が支払いの対象となる。
以上から、初診の際にかかる費用の合計は約6000円〜7000円を目処に考えておけば大丈夫です。
たいていは1万円以内で収まることと思います。
低用量ピルの副作用
低用量ピルには副作用はほとんどないとのことですが、人によっては以下の症状が出る可能性があります。
・吐き気
・頭痛
・不正出血
これらの症状は、飲み始めの1ヶ月ほどに出やすいそうです。
あまり副作用が酷い場合は、一旦飲むのをやめ、医院に相談に来て下さいと言われると思います。
我慢ができるレベルの症状であれば、そのまま1ヶ月飲み続け、次回のピルを頂くときにかかりつけ医に相談してもらえれば大丈夫だそうです。
また、喫煙をされている方は血栓症が発症する恐れが高まるとのことです。
ピルを飲み始めてから、ふくらやぎの痛み・むくみ、胸の痛み、激しい頭痛などの症状が現れた場合は、服用を中止し、必ず医師の診察を受けてください。
これって大丈夫?
風邪をひいたとき、市販の薬は飲める?
ピルの服用中に市販の風邪薬等 を飲んでも問題はありません。
心配であれば、医師に報告をしてください。
目薬や塗り薬などは心配はいりません。
お酒は飲める?
特に問題はありません。
しかしピル服用後にすぐ吐いてしまったりした場合、避妊効果が得られない可能性がありますのでご注意ください。
おわりに
以上、ピルについてのあれこれをまとめさせて頂きました。
基本的に健康的な女性であればピルの処方はしてもらうことができます。
しかし、副作用は軽いとはいえ、薬であることに変わりはありませんので、服用される際には医師の説明をしっかりと聞き、正しく服用するようにしてください。