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海外渡航の予防接種に関する情報まとめ【料金は?回数は?】

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私は病院に勤務しているのですが、電話での問い合わせで海外渡航の予防接種に関する質問をよく受けます。質問にはきちんと医師に確認を取ってからお答えをしていますので、下記に載せる情報も医師から聞いたことに基づいています。

旅行やボランティア、留学などで海外に渡航する場合、ワクチンの接種が必要になってくることがありますね。どのワクチンを何回打てばいいのか?渡航の何日前までに打てばいいのか?料金はいくらなのか?など海外渡航の予防接種に関する情報をまとめました。

目次

まとめにQ&A方式で内容の要約をしていますので、全て読むのが面倒でしたらまとめだけささっと読んでいってください。

ワクチンの種類

海外渡航の際に必要になってくるワクチンの種類は、渡航する国や滞在期間によって変わってきます。なので、ここでは一般的に皆さんが接種されている渡航ワクチンを紹介します。

A型肝炎
食べ物から感染する病気です。食べ物は必ず口にするものなので、1ヶ月以上海外に滞在する予定ならば接種をしておいた方が良いです。

B型肝炎
血液、もしくは性交渉から感染する病気です。こちらも長期滞在の予定ならば接種しておいた方が良いです。

破傷風
破傷風は傷口から感染します。旅先で怪我をする可能性がある方は打っておいた方が良いワクチンです。

狂犬病
犬やキツネ、コウモリなど動物に咬まれることによって発病します。狂犬病は発症すれば100%死亡すると言われています。動物と接する機会がありそうならば必ず接種しておきましょう。

日本脳炎
日本脳炎は「東アジア」「南アジア」「東南アジア」が流行地のため、これらの国に渡航される場合は接種をおすすめします。

基本的には皆さん上記の6種類から選んで接種されています。「日本脳炎」は流行地への渡航ではない場合は必要ないので、①〜④の接種をされる方が一番多いですね。
2、3日の旅行であれば必要ないかもしれませんが、仕事や留学、ボランティアなどで長期滞在される予定の人は①〜④のワクチンを全て接種しておくことをおすすめします。

渡航される国によっては、上記で挙げたワクチン以外にも接種が必要になってくるものがあります。医師の診察を受けてからの接種になりますので、どのワクチンを打つかは医師と慎重に相談して決めて下さい。

回数と期間

上記で挙げた①〜⑤のワクチンは基本的には3回の接種が推奨されています。複数回の接種はすぐに行えるわけではなく、それぞれ決まった期間を空けなくてはいけません。

①〜④のワクチンは1回目と2回目の間は1ヶ月、2回目と3回目の間は6ヶ月の期間を空けることが推奨されています。
日本脳炎は1回目と2回目の間は1ヶ月、2回目と3回目の間は1年の期間を空けることが推奨されています。
つまり、少なくとも海外渡航予定日の7ヶ月前までには一回目の接種を行っていなければならないことになります。

しかし絶対に3回接種をしなければ免疫はできないのかというと、そのようなわけではありません。1回の接種でも免疫はできます。短期間の滞在であれば1回や2回の接種で渡航される方もいらっしゃいます。
ただ長期の滞在予定がある場合や、短期の滞在であっても何度か海外に行く予定があるならば3回の接種をおすすめします。3回接種をしておくことで基礎免疫が完了し、その後は数年間免疫効果が続きます。効果が切れた際も、基礎免疫が完了していれば、1回の接種でまた数年間免疫効果が続くのです。

ただし狂犬病の接種は、3回目のワクチン接種完了後、6ヶ月以内に動物に咬まれた場合再度接種が必要となってきます。

料金

予防接種は保険がきかないので、全額自費負担となります。その代わり選定療養費※や診察代は基本的には掛かりません。ただ病院によっては診察代を取られるかもしれないので、その辺りは各病院に問い合わせてみて下さい。
※選定療養費…他院からの紹介状なしに200床以上ある病院を受診した際、初診料とは別で掛かってくる費用。病院によって料金は異なる。

各ワクチンの料金なのですが、病院によって高いところと安いところがあります。
ここでは日本検疫衛生協会に記載されていた料金を載せておきます。

A型肝炎 8,900円
B型肝炎 8,600円(10歳未満は5,100円)
破傷風 3,700円
狂犬病 16,500円
日本脳炎 7,200円

いずれも1回の接種料金になりますので、3回接種しようとしたらこの3倍の料金が掛かってくることになります。
病院によってはこの料金よりも安くで接種を受けられます。実際、私が勤務している病院では、これよりも安い料金になっています。

病院のホームページに料金が記載されていればいいのですが、されていないところもあります。その場合は電話で問い合わせれば答えてもらえますので、聞いてみましょう。

接種までの流れ

まずはどこの病院で予防接種を受けるかを決めましょう。予防接種を受けられる診療科は内科感染症内科になります。また、検疫所でも予防接種を受けることができます。今回は病院で予防接種を受ける場合を想定しています。

肝心のワクチンがなくては接種ができないので、病院のホームページもしくは電話問い合わせで事前に確認を取っておきましょう。

受診当日の基本的な流れなのですが、

予防接種に関する問診票の記入

医師からの問診・診察

接種

といった風になります。
受診をしたその日に1回目の予防接種を受けることができます。5種類接種希望でしたら、5種類ともその日のうちに接種ができます。ただし1ヶ月以内に別の予防接種を受けていたりすると、診察した医師によっては接種を許可してもらえない場合がありますのでご注意下さい。
特に何も問題がなければ、受診をしたその日のうちに1回目の接種は終えることができます。

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まとめ

最後にQ&A方式で上記の内容をまとめます。

Q 何を接種すればいいの?
A A型肝炎B型肝炎破傷風狂犬病の4種類が一般的です。渡航する国によっては日本脳炎など他の予防接種も必要になってきます。

Q 何回接種すればいい?
A 基本的には3回の接種が推奨されています。

Q すぐに3回接種できる?
A できません。1回目と2回目の間は1ヶ月、2回目と3回目の間は半年期間を空けて下さい。日本脳炎は2回目と3回目の間の期間は1年必要です。

Q 料金は?
A  A型肝炎 8,900円
  B型肝炎 8,600円(10歳未満は5,100円)
  破傷風 3,700円
  狂犬病 16,500円
  日本脳炎 7,200円
  ただし病院によって金額は前後します。

Q 5種類のワクチンは一度に接種できる?
A 医師の診察を受け余程のことがない限り、当日に希望のワクチンを全て接種できます。


以上、海外渡航の予防接種に関する情報のまとめでした。命に関わることなので、医師と相談の上、きちんと正しい接種をしてから海外への渡航をして下さいね。
参考ホームページ FORTH|厚生労働省検疫所

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