スーパースター

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超絶熱い漫画「日々ロック」を紹介するよ【バンド漫画】

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日々ロック 1 (ヤングジャンプコミックス)

こちらの『日々ロック』という漫画、去年の11月に実写映画化されたりしているので、人気漫画なのかな?と思うんですが、それにしては知名度なさげだな?と感じます。
実はこれが超熱いバンド漫画で、個人的に大好きなんで勝手に紹介させてもらいます。

ストーリー

僕、日々沼拓郎は
①勉強できない、スポーツ嫌い。
②生まれたときからイジめられっ子。
③もちろん彼女は、いる由もない。
だけど僕には4文字があった。
 ROCK。
そう、ギター1本あれば
僕のはじまりが、いつだってカウントされる。
『日々ロック』1巻より

なんの取り柄もない日々沼だけれど、彼には「ロック」があった。ライブハウスで歌っていても、誰もろくに聴いていない。それでも日々沼は歌い続ける。そんな日々沼がロックスターになるまでを描いた物語。

私、最初はこの漫画友達に借りて読んでたんです。 正直1巻の1話読んで「なにこの漫画?」って思いました。絵もたいして上手くないし話もよくわかんねーやって思いながら読んでたんです。でも読んでいくうちに段々引き込まれていって、日々沼の「ロックが好きだ、ロックがやりたい」って思いがひしひしと伝わってくるようでした。
1巻を読み終わり、次に2巻。もう2巻はめちゃくちゃ泣けました。ものすっごい熱い漫画だったんです。王道の少年漫画っていうか、熱い話が好きなんで。

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主人公の日々沼は女の子にフラれるわボコボコに殴られるわで基本的にかっこ悪いけれど、音楽をやっている時はめちゃくちゃかっこよくなります。

では『日々ロック』の見どころ紹介していきます!

ナンシーさん

日々沼がライブハウスで出会った「エレフラ」というバンドのボーカル・ナンシーさん。(オカマです)

彼女(?)は日々沼と話している時にこんなことを言いました。

「ロックンロールの神様は厳しいから… ロックンロール以外のことにうつつをぬかしてると本物は決してくれないの」

「でも大丈夫 あなたは立派なロックスターになれる 私が保証する」

「本当のことだけやっていけばいいのよ」

『日々ロック』1巻より

 

 なんてかっこいいことを言うオカマなんだと感動しました。
「本当のことだけやっていけばいいのよ」というセリフは後々の日々沼に大きく影響しているように思います。お客さんが来なくても辛い思いをしても嫌になっても、日々沼はただただ歌い続けます。ものすごい情熱を感じます。とにかく熱い。私も本当のことだけできたらいいなぁとか思いました(影響されやすい)

ライブシーン

バンド漫画なんで当然ライブシーンがあります。ライブシーンも『日々ロック』の魅力の一つかな、と思います。

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『日々ロック』のライブシーンって、こんな感じで大きく歌詞を書いてるんですよ。そのせいか、がむしゃらに歌っているという感じがすごく伝わってくるんです。言ってしまえば泥臭い漫画なんで、このがむしゃら感が大きな魅力だと思います。浅野いにおの『ソラニン』みたいな感じのバンド漫画とは真逆ですね。

この画像の曲は「スーパースター」というタイトルです。はい、私のブログ名ここからとりました。「スーパースター」は実写映画の際に作曲されて、映画の中で歌われてるんですよ。それを気に入りまくり、ブログの名前にまでしてしまったわけです。

『日々ロック』に出てくる曲の歌詞も良いです。後の話の伏線になっていたりもします。

スーパースター 作詞作曲 日々沼拓郎

3億年前からありました
スーパースターがありました
押入れの中にありました
ローリングローリング
転がってつまずいて
愛する人に会いに行く
ウルトラマンは3分
スーパースターは3秒
3秒だけでいい
3秒だけください
夜をかけぬけ たすけに行くから
俺はスーパースター
流れ星さ

『日々ロック』2巻より

この曲の歌詞は3巻の話の伏線になっていました。 それがまたすげーいいんですけど、キリないのでこの辺で。

映画

日々ロック [DVD]

『日々ロック』は原作漫画もすげー良かったんですが、映画版もめちゃくちゃ面白かったです。特にライブシーン。漫画に出てくる曲を歌っていたりして、「おお!すげえ!」となりました。

主人公の日々沼を演じていたのは、野村周平さんなんですが、こんなイケメンが日々沼役やるのは無理があるのでは?と思ってました。しかし見てみたらちゃんと日々沼っぽさが出ててすごかったです。さすが俳優さん!!この映画見てから野村周平さんのファンになりました

あとは個人的に竹中直人さんもすごかったです。ライブハウスの店長役をされていたのですが、原作の店長に似てる…!とびびりました。

ストーリーは原作の話も交えつつ、オリジナル要素も加えてまとめられていました。ちゃんと原作ありきで作られている感じだったのですっげー良かったです。

映画の一番の見どころはライブシーンですね。日々沼のバンド「ザ・ロックンロールブラザーズ」の曲は全部で4曲出てくるんですが、作曲を忘れらんねえよ「爆弾ジョニー」がされているんです。すごい。すごいよ。

まあでも映画見るなら原作読んでからの方が楽しめるだろうなーとも思いました。なので先に原作読んでね。

 

というわけで、笑って泣ける青春バンド漫画『日々ロック』。もう連載は終わっていますがこれからも全力で推し続けます!!(全6巻)

 

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