卒業論文の書き方②〜サブテーマを決めよう!〜
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さて、前回の記事ではメインテーマの設定を行いました。
では次はサブテーマの設定をしていきたいと思います。サブテーマは論文のおおまかな内容になってきますので、初めに決めておいた方がいいです。
サブテーマはどのように決めていくのか、お話します。
サブテーマとはどのようなものなのか?
簡単に言うとタイトルの(例:「◯◯についてー△△の視点から考えるー」)後ろの部分です。これを決めないことには、論文を書くのは難しいと思います。
サブテーマを設定していないと、何から調べていけばいいのかがそもそも分からないのです。例えば自分が哲学科だったとして、メインテーマを「死について」にしたとします。しかし「死について」と一口に言ってもあまりにも漠然としすぎてる感じがしますよね。「死の定義」について書きたいのか、それとも「死生観」について書きたいのか、それとも「各宗教における死の違い」について書きたいのか、何を書きたいのかによって、調べる内容も全く違ってきます。
つまりサブテーマの設定とは、何について論じるのかをおおまかに決めることだと思って下さい。
サブテーマを設定してみよう
では実際にサブテーマを決めていきましょう。
サブテーマに関しては案外すぐに決まると思います。メインとなるテーマは決まっているわけですから、メインテーマに基づき、自分が興味のあることを更に掘り下げればいいわけです。
というわけで、前回の記事で例にあげたメインテーマの中からサブテーマを作ってみます。
幼児教育科のメインテーマの例として「アニメに見る子供観」なんてものを挙げました。この場合アニメと言ってもたくさんあるし、できればアニメの部分を絞っていきたいわけです。なので、例えばアンパンマンに着目するのでしたら「アニメに見る子供観ーアンパンマンの正義はどう映る?ー」みたいな感じでテーマを決めます。色々なアニメとの比較を書きたいんだったら「アニメに見る子供観ー日本のアニメから比較するー」といった感じでいいです。自分が何について着目したいかを考えると、自然にサブテーマは出てくると思います。
ちなみにですが、私は卒業論文のメインテーマを「エーリッヒ・ケストナー『飛ぶ教室』について」と設定しました。サブテーマの方は「作中の子供と大人」です。子供と大人というものがきちんと分けて描かれていて、それが印象に残ったのでこのテーマにしました。
あと論文のタイトルには別にサブテーマを無理に入れる必要はないです。私も入れてません。ただタイトルに入れる入れないに関わらず、サブテーマは最初に決めておいた方がいいよって話です。
あと前回の記事で触れた「まどマギ」の卒論なんですけど、これのタイトルが「魔法少女まどか☆マギカにおける「希望」の考察ー魔法少女アニメの歴史的分析を通じてー」なんですよ。趣味全開なのにすげえきちんと考えてるなって感心しました。歴史的分析とか言われちゃうと「なるほど!?」とか思っちゃいますよね!
何が言いたいかというと、サブテーマもメインテーマと同じで自分の好きなことで構わないってことです。学校によって字数も違ってくるでしょうけど、基本的には1万字〜2万字ほど書くわけですから、興味ないテーマで書き始めたら後々苦痛になってきます。
できるだけ自分が書きたい!と思えるようなテーマを探してみてください。
では、次は目次を作っていきましょう。