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卒業論文の書き方①〜テーマを決めよう!〜

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1 メインテーマ

まずはテーマを決めましょう。

ゼミによってどのようなテーマにするかは変わってきますが、一番良いのは自分が興味を持てるテーマにすることですね。経済学科だったら「ゆるキャラは何故売れたのか」とかでもいいですし、幼児教育科だったら「アニメに見る子供観」とか。アニメの部分はアンパンマンとかドラえもんとかに絞っても良さそうです。

自分が興味を持てるテーマといっても、きちんと各科の研究内容に沿った内容にはした方がいいです。「まどマギ」の卒論が一時期話題になりましたが、こういうのはぶっ飛んだ例です。自分の所属している学科に「まどマギ」を結び付けられるなら全然ありとは思いますが、私は口頭試問が恐ろしすぎるので無理です。

要するにテーマを決める上で大切なことは二つですね。

①自分が興味を持てること

②それを自分の科に結び付けられるかどうか

この二点をふまえてテーマを考えてみましょう。

私の場合ドイツ文学専攻だったので、ドイツ文学の中から一冊好きな本を選びその本について論じようと決めていました。本を選ぶ時に考えていたのは

①自分が面白いと思える本を選ぶ

②その本について論文を書けそうか

という二点です。いくら面白くても論じることができなければ意味がないですからね。

テーマを決めるには本を読まなければ始まらないので、面白そうなあらすじのドイツ文学をいくつかピックアップし、順番に読んでいくことにしたのです。

1冊目はトーマス・マンの『ヴェニスに死す』という本を選びました。簡単なあらすじを言うと作家のおじいちゃんが美少年に恋をする話です。何故この本を読もうとしたのか自分でも分かりません。ていうか私、この本読みきれませんでした。冒頭の文章がめちゃくちゃ難解だったんです。哲学書!?って思いました。というわけでこの本については断念。いつか読み切ってみたいものです。

2冊目はシャミッソーの『影をなくした男』を選びました。あらすじは金と引き換えに影を渡した主人公が、影がないために周りの人からメッチャ蔑まれる話です。この本は前々から読んでいて、別の授業で一回レジュメ作って発表したこともあったので、これにしたら楽だなと思ったのです。ですが色々考えた末、この本はやめました。何故かというと、例の授業で発表した際に、この本については自分の中でもう限界まで調べたなーという感じがしたからです。探せばいくらでも調べられる内容はあったと思いますが「この本について書きたい」とも強く思わなかったので、別の本を探すことにしました。

3冊目はエーリッヒ・ケストナーの『飛ぶ教室』を選びました。結論から言うと、私はこの本を読んで「これで卒論書こう」とすぐに思いました。『飛ぶ教室』のあらすじはクリスマス時期の学校を舞台に、身の回りで起きる事件を5人の生徒たちが知恵と勇気を持って解決していくというものです。これがすーっごく面白くて。普通に楽しんで読みました。ドイツ文学って結構暗い話が多いんですよ。『飛ぶ教室』は児童文学だからかもしれないですけど、明るくて楽しく読める作品でした。これなら論文書ける!という謎の確信を持ち、テーマを飛ぶ教室について』と設定したわけです。

さて、自分の興味が持てるメインテーマの設定はできましたか?

できていたら次はサブテーマを設定してみましょう。

 

 

 

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